中山:SUBARUは、自動車や航空機といった製品や技術を生み出すだけでなく、「安心と愉しさ」を提供することで、お客様の「笑顔をつくる会社」になることを目指しています。「笑顔をつくる会社」を目指すうえでは、従業員の「働きがい」や「心と身体の健康」、それを支える組織づくり、健康経営が欠かせません。
健康経営とは、従業員が元気に出社し、力を存分に発揮するための施策を打ち、従業員にも経営側にもその進捗を共有しながら、長期的な視点で戦略的に健康増進に取り組むことを意味します。SUBARUの経営戦略を支える基盤の1つともいえるものです。
木綿:私は人事部に所属し、開発部門の安全衛生に関する取り組みの事務局を担当しています。開発部門と人事が連携して従業員の健康を守る目的で、メンタルヘルス推進委員会を発足しました。
委員会では産業医・保健師の助言をもとに人事が進捗の報告、施策の提案を行っています。組織の責任者が取り組み状況や施策の意図を理解していないとうまく回らないため、開発部門の部長も全員参加する形としました。さらに、労働組合も巻き込み、労使が一体となって取り組みに注力しています。
委員会活動のねらいは人材マネジメントの強化と、コミュニケーションの強化、業務の平準化です。INSIDESデータは産業医や保健師と共有・連携して、フォローする体制を整えてきました。